みやこ内科クリニック ジムチョーのブログ

春日井市で内科をやっているみやこ内科クリニックです。開業するまでのことや開業からのことをブログにしています。クリニックを開業したい方は参考にしてみてください。医療の可能性はまだまだあると思います。

当たり前のように使っている電子カルテ そこにはたった一人で奮闘した人がいる

みやこ内科クリニックは受付をすると保険証を渡します。

この時、パチパチパチとすぐに入力するあれ。

 

あれは電子カルテを入力しています。

 

当たり前のように電子カルテをいじっていますが。

ものすごい戦いがあったんです。

 

その戦いの始まりは、2月16日。

 

電子カルテダイナミクス)との戦い

本来なら開業前に準備して練習するのですが。

電子カルテが届いたのが2月16日。

雪の影響で、遅れてしまったんです。

 

届いた時には、開業が目前だったので慌てて練習するのですが。

問題が起こりました。

 

公費負担の入力がわからない。

 

院長は薬の仕入れ電子カルテにつきっきりになれない。

 

僕はというと、電子カルテを触ったことがないのでわからない。

調べようにも、銀行とのやり取りやホームページの開設。

掃除の研修マニュアルの作成、デモをお願いしていた人とのやり取り。

などなど。

開業準備で手が回らない。

 

そこで「じゃあ」って立ち上がってくれたのが。

 

僕の中学と大学の先輩。

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このイラストのモデルになっている方です。

 

もともと、病院の受付をやっていたこともあり。

電子カルテに慣れてはいます。

慣れてるって言ってもね、ダイナミクスは初めて触るわけです。

 

知り合いを辿って、ダイナミクスを扱っている友人に聞いてくれたり。

ネットで調べて作ってくれたり。

 

孤軍奮闘試行錯誤です。

 

四文字熟語じゃ足りひん、合体させて八文字にしないと。

 

先輩ありがとうございますというと。

「楽しいからいいよ」って言ってくれるし。

 

周りは応援することしかできないのですが。

「パソコンできるんだ、すご〜〜い」って素直に言うんです。

それもまたいいところですね。

 

院長もこの瞬間に「やれる、みんなとならやれる」って手応えを感じたと言っていましたね。

 

今ではみんなが扱えるようになった電子カルテですが。

 

こんな歴史があります。

 

その後、電子カルテのマニュアルだけじゃなく。

 

部屋をどこに案内するのかのマニュアルなど。

 

うちのクリニックの受付の基礎を先輩が作りました。

 

 

なんと言いますか。

 

もものたねとかアンティーク調の絵とか。

ウォールステッカーとか折り紙とか。

 

そういったことが注目されがちです。

 

これはこれでうちのカラーなので感謝しています。

 

電子カルテをみんなが使えるようになると当たり前になって。

 

当たり前って時間が立つとありがたみがなくなっていくことが多い。

 

僕は、当たり前こそ忘れちゃいけないと思います。

 

もちろん、先輩が全てではないです。

案内の仕方を作った人もいますし。

掃除をする順番を考えたもいる。

収納を考えた人もいる。

椅子の配置を考えた人もいる。

 

基礎を作ったのが院長や僕だけではなく、スタッフ全員で作りました。

 

「みんなと作り上げていった思い出。

 

小さいことも含めてを忘れないようにしたい。」

 

こんな思いでこのブログをはじめました。

 

受付で電子カルテをやっているのを見たら。

 

「あ〜〜、これか〜。」ってなってくださると嬉しいです。