みやこが教える「ぼやいたってええねん、最後は“とて”やから」
ゴールデンウィークに友人夫婦がうちに来たので、ダッチオーブンで料理を作った。
ただ、野菜を切ってお肉入れてコンソメ入れて終わり。
準備なんて10分です、あとはほっとく。
これを見た友人夫婦が爆笑。
僕が自炊しているのがおもしろくてたまらんかったみたいです。
なにがおもろいんかまったくわからんが。
という話をみやこ(おかん)に話したら。
「一人なのにキャンプて、そりゃ笑うやろ!!」
笑いながら、「とて」を語ってくれました。
↓僕が面倒を見ると思い込んでいるみやこ↓
みやこが悟った、「とて」で全部解決
「とて」ってのは、おしゃべりがウリの芸人さんがよく使う言葉。
「結局」みたいな意味です。
「世の中な、とてで全部解決するんよ。」
どうしたの急に。
「お前は独り者で料理もうまなってることに。
笑われたわけやん。
別に傷ついてないやんか。」
笑われてたとは思ってないし。
笑ってくれたんならなんでもええし。
「お前はハゲてるやん。
気になる?」
正直、これでよかったと思ってる。
ウケるしよ。
「お前は、とてって思ってんねん。
毛があったとてやん。
あったとて、モテへん。現実は変わらん。
だったら、ウケる方がええ。」
恥ずかしながらそうやね。
ウケてるからそれでええわ。
楽やしの。
「そうそう、今とそんなに変わらん。
お前に毛があったとしても、男前だったとしても。
根本がモテへんやん。」
お前さ、そこは「とて」ちゃうん?
毛があったとて、男前だったとて 。
ほんで、ようそんだけ暴言言うな~。
そういうことを普段から言われてるから。
わしは、暴言吐くようになったんちゃうん?
「お前が暴言を吐かなかったとて。
人から尊敬されることはない!!」
修正してきたな。
暴言吐くことで、人の迷惑にしかなってないやん。
「お前はたいしたもんだ。
笑われてるやんけ。
つらいかもしらん。
でも、僕を見てごらん下には下がいるよって。
世の中の人に安心を提供する。
お前はセーフティラインだ、バカたれ。」
すごいな、わし以外に絶対言うなよ。
わしが一番下なんかいな。
「お前以外に言うか、一番下ではないで。
一番下は笑われへんから。
笑えるやつで一番下。」
よう言えるな、マジで。
お前もそう変われへんやん。
「そうや。
笑われたとて。
暴言吐いたってええんやから。
気を使うよりましやろ。」
どの道、暴言はいてまうしね。
暴言吐くから、笑ってもええよってこと?
「そう。
ないものって魅力的に見える。
こうなってたら、きっともっといい状態になってる。
叶わないことを考えると。
今の自分が情けなくなるから。
ないものと比較して、つらいって思う。
これがあったとて、最初は楽しいけどすぐに飽きるわって。
人前はあかんで、文句言いって思われるから。
ないものには、「とて」を使って流してしまう。
その方がいい。」
文句言いってお前、文句言いやでと思いつつ。
みやこも嫌われ者やでと思いつつ。
手に入らんものは、手に入ったとてそない変わらんと思ってしまう。
多少の悪口をいって流してしまう。
どの道手に入らんのだから、その現実はこないのだそうです。
ちなみに、僕はブサイクとてやることやればいつかモテる。
モテることを諦めてねぇ。