みやこ内科クリニック ジムチョーのブログ

春日井市で内科をやっているみやこ内科クリニックです。開業するまでのことや開業からのことをブログにしています。クリニックを開業したい方は参考にしてみてください。医療の可能性はまだまだあると思います。

憧れだった、コマツの会長の講演を聞きに行った。

あんまり講演とか聞きに行かないんです。

 

難しくてよくわからんくて、眠くなるから。

 

今日は行ってきました。

 

コマツのことを本やネットの記事で読んでいて。

 

プライムニュースっていうBSの番組で話を聞いて。

 

「それやる?」の連続。

 

おいおいおい、よう決断したな~~ってことだらけ。

 

 

なので聞いてみたいな~~って思っていたんです。

 

結果、聞きにいってよかったです。

 

じゃあ、まずは僕が勉強したものを最初に書きますね。

 

ジムチョーまとめコマツの取り組み

1、海外から国内へ

 

プラザ合意円高になったら、業績が悪化。

 

初の赤字に転落したそうです。

 

円高になったら海外に拠点を移すって考えるのが普通なんです。

 

コマツ海外移転していました。

 

コマツはデータを見直し。

 

「あれ?日本で生産した部品。

 

壊れてるの少ないじゃない!!」

 

壊れるのが少ないのはさ。

 

お客さんにとってもいいし。

 

クレームは減るし。

 

よし、海外ではなく国内回帰だ!!って決断。

 

みんながより海外シフトする中。

 

コマツは反対向きに走り出す。

 

さらには、下請け企業にも配慮。

 

下請けにしわ寄せがいってないかどうか。

 

社長自身も回ったそうです。

 

今問題の、外国人研修生問題にも気を配っていて。

 

自分たちがやりたくないことを、外国の人にやらせたりしてないか。

 

というのも実際に見に行くってすげ~。

 

必要であれば、経営のアドバイスも行ったそうです。

 

 

 

 

僕が思うに、日本人は暴れん坊将軍とか水戸黄門とかで

 

殿様がわざわざ来てくれるってのに興奮するようにできてる。。

 

大企業の社長が来て「建機は一個でも部品が足りなかったら、できんのです。」って言われたら。

 

「いぃぃもん、作るでぇぇぇぇぇ」って。

 

よりミスを減らす努力するかな。

 

僕だったら。

 

 

2、東京一極集中から地域へ

 

さらに本社機能の一部を石川県に移そう。

 

2002年、部品調達部を最初に移転。

 

理由は、東京一極集中による少子化問題

 

コマツのような大企業がやれば。

 

続く企業が現れる。だから、自分たちが率先してやろう!!

 

結果。

 

コマツ調べによると、女性の結婚率、東京は50%と石川では80%

 

出生率は東京0.9人、石川1.9人。

 

結婚率、出生率ともに上がった~~~。

 

おぉぉぉぉ、イケるじゃない!!

 

って思っていた時に地元の小松市を調べてみたら。

 

「あれ?けっこう空港のアクセスがいいぞ。」

 

小松空港に、成田からの直行便がある。

 

あれあれあれ?

 

仁川(インチョン)空港とも直行便がある。

 

世界中からスムーズに来れるじゃない!!

 

ということで、2011年には教育センターを小松市に集中。

 

世界中から研修に訪れるようにした。

 

地域へ移転を加速させてます。

 

今ではこの教育センターは、地元の子どもたちの教育も行っています。

 

www.komatsunomori.jp

 

 

 

小松市には東京にはないものが。

 

それが、農業。

 

地元の農家の方に話を聞いてみると。

 

お米をおいしくするには土地を平坦にするのがコツだって言われたそうです。

 

「え?そんなん、うち得意だよ。だって建機だもの。センサーで簡単に測れるし。」

 

で、建機で農地を平坦に。

 

ずっと耕すわけじゃないし。

 

うちらもずっと建機使ってるわけじゃないし。

 

建機が空いてるとき、貸しますよ。

 

という感じでスルリと異業種参入。

 

ラクターとか売ってたところはぐぇぇぇって思ったとは思うけど。

 

これね。

 

簡単そうに思えますが。

 

なかなかできないですよ。

 

自分たちが持ってるデータや資源を見直して。

 

これできそうだなってことをやるって。 

 

 

 

結果が出たからよかったものの。

 

結果が出なかったら…

 

社長はもちろん、役員全員責任取らないといけないです。

 

辞めてもね。

 

外歩かれへん。

 

社員の家族もいますからね。

 

お前らのせぇや~~~って恨まれる可能性もあるわけで。

 

普通ね、前例とか他がやってるからって真似したくなる。

 

先送りとかね。

 

言い訳できるし。

 

 

そこを腹くくって、前例を作ったり。

 

みんなとは違うことするって。

 

なかなかできないよ。

 

自分以外の誰かがやってくれ~~ってな感じになると思う。

 

すさまじい危機感と責任感とリーダーシップ。

 

って思って参加しました。

 

 

コマツの会長が講演で言っていたこと

 

今は、無人でダンプを動かしたり。

 

今の建機よりも効率を倍にするように工夫をしていたり。

 

これって今の流行だなって思うじゃないですか。

 

講演聞きに行ってよかったなって思うのは。

 

無人にするのは、人件費とかじゃないですよ。

 

人にはできないこと、危なくてさせられないことを技術で補う。

 

そのための無人のダンプなんです。」

 

「建機の効率を上げたらね。

 

うちの建機はいらなくなるんですよ。

 

でもね、やらないとグーグルなのかどこかわかりませんが。

 

ベンチャー企業が必ず作ります。

 

我々が思いつくんですから。

 

やらなかったら、やられてしまいますよ。

 

効率的な建機を作ったら、自分たちの首を絞めるってわかっても。

 

やらないといけないんです。

 

私たちコマツは世界二位ですが。

 

これくらい危機感を持っています。」

 

 

 

す、すげ~~~。

 

かっこいい~~~~。

 

家に帰って、真似したよ。

 

やらなかったらやられるんじゃ~~って。

 

 

 

 

 

なんか、うちの院長にも似てるんだよな~。

 

仕事前に行けたらいいでしょ。

 

病気の子どもを連れて移動するのは大変でしょ。

 

って社会問題を見つけて。

 

早朝診療と個室診療を開始。

 

で、やっていたら子育て世代の方が来て。

 

手を見たら荒れてる。

 

「え?治るよ?」ってところから。

 

手荒れや肌荒れを治療していたら。

 

かゆみの相談を受けるようになって。

 

今は県外からも来てくれます。

 

 

 

 

お前は、なにするん?

 

僕はちょっと危機感があるんですよ。

 

それは、街の灯り。

 

これに危機感がある。

 

勝川駅を降りると商店街があって。

 

今は明るいですが。

 

ここが暗くなったら。

 

めちゃくちゃ怖い。

 

ビビリなんです。

 

シャッター街になったらなかなか灯りって戻らないんですよ。

 

というわけで、始めたのが英語です。

 

クリニックに海外から相談に来るようになったら。

 

勝川駅前商店街で買い物したりご飯を食べたり。

 

そしたら、暗くならないと思うんですよね。

 

 

 

 

勉強したってウソじゃないよって証拠

 

toyokeizai.net

 

この記事を読んでから本を買って読みました。

 

↓ 中原圭介さんのAI×人口減少↓

 

ここにコマツのことが取り上げられてます。

 

コマツの取り組みを知ってもらうために書いたそうです。

 

ただ、本の題名があまりかっこよくない。

 

ちなみに作者自身もメルマガで言ってます。

 

 

読んでおもしろかったら本を読んだらいいと思いますが。

 

経済が好きな人は本も手にしてみるといいかなって思いますが。

 

 

 

で、なに?って。

 

 

できる範囲でいろいろやって。

 

「やらなかったら。やられるんですよ!!」って。

 

家じゃなくて。

 

いつか講演で言いたいな~~。

 

今は言えないな~。

 

練習しておこう。