ドトールにて、知らないおじさんと勝手に対決!!
伏見で用事があったのでドトールで待ち合わせの時間まで本を読む。
本を読んでいると、飲み物を持った綺麗な女性が僕の後ろで周りを見渡している。
僕も見ると。
あらま、混んできて。
空いてる席がこの状態。
僕(おじさん)と知らないおじさんのどちからの隣に座る場所しか空いてない。
ここしか空いてないんです。
みんな、「ここはイヤだ」と避けて避けてきた席。
同じ飲み物代を払っているのに、座れるのはここ。
おじさんの隣しか空いてない。
綺麗な女性は最後の望みを託して。
周りをしっかり見たけど、やっぱりここしかない。
なぜだと。
なぜなんだ、同じコーヒー代払ってるのに。
おじさんの横やねん。
このおっさんのどっちがが払えやって気持ちでしょうね。
ここでジャッジが入る。
僕(おじさん)ともう一人のおじさん。
どっちの隣を選ぶのか。よりマシな席を選ぶわけです。
さすがに、負けたくない。
まずは、背筋を伸ばして口角を上げる。
ジェントルマンっぽく見せないとね。
でも、ちょっと僕が有利なんですよ。
僕の隣に座った場合、右側が空くから。
右利きだと、右が空いてるほうがいい。
少しだけ窮屈さがない。
それはイーブンの戦いではないから。
本をしまって、新聞を広げる。
テーブルの線ギリギリまで広げる。
これでね、窮屈さはイーブン。
対戦相手のおじさんを見ると、逆に背中をこちらに向けてオープンさをアピールしてる。
きたね~~。
こっちは、イーブンの戦いにしようとしてるのに。
でも、その程度はやってくると思っていたから。
女性はまだ席を探している。
空く雰囲気はないね。
仕方なく座る。
僕の横でした、勝利です!!!
と思った瞬間。
僕との境界線にパソコンを置いて、イヤホンをして動画を見始める。
壁を作って個室のような感じにした。
新聞をそっとしまって、本に変える。
なんとか勝った~~。
全然コーヒー減ってないし、本も新聞も読めず。
待ち合わせ時間になってそっと席を立った。
でも、勝ちは勝ち。