みやこ内科クリニック ジムチョーのブログ

春日井市で内科をやっているみやこ内科クリニックです。開業するまでのことや開業からのことをブログにしています。クリニックを開業したい方は参考にしてみてください。医療の可能性はまだまだあると思います。

「え?九九って覚えさせるの?」みやこが驚いた

忙しいでしょと言われると、そうでもないので返答に困っている、どうもジムチョーです。

 

院長は僕の兄でして。

 

僕が小学校に入り、九九のテストがあることを。

 

みやこ(おかん)に伝えると。

 

「ほ〜〜、がんばれ!!」と言われる。

 

先生から、お父さんやお母さんに手伝ってもらいなさいって言われました。

 

チェック表みたいなのがあったのを覚えています。

 

「は?九九って覚えるの?」とびっくり。

 

兄は自分で授業中にスラスラと覚えてしまい。

 

家で覚えるということをしなかったみたい。

 

みやこに「太陽にほえろを見たいから、イヤだ。」と言われ。

 

それを先生に伝えると。

 

先生はびっくりしながら「太陽にほえろの間に手伝ってもらおっか?」

 

それをみやこに伝える。

 

「イヤだイヤだ。なんで太陽にほえろの緊張感の間に、いんいちが〜って間延びしたやつ聞かなあかんねん。」

 

それを先生に伝える。

 

「じゃあ、太陽にほえろじゃない日に手伝ってもらおうか。」と先生。

 

それをみやこに伝えると。

 

「お兄ちゃんの時そんなんなかったで。

 

お前になったらやること増えて驚きの毎日や。

 

いろいろ先生に報告している間に、できるやんけ。

 

なんで手伝わなあかんねん、自分でやれや。」

 

兄は勉強に関しては自分でスラスラとやっていたんです。

 

みやこからしたら、僕の時に初めてやることがある。

 

これが長男だったら、そんなもんだで終わるのですが。

 

長男の頃はなかったことが、僕になってやることができる。

 

その後、テストでも兄は100点を取る。

 

僕は、100点なんて取れないです。

 

この世に100点以外あるんかとみやこに驚かれた。

 

その後、おばあちゃんがそれを聞いて。

 

「何言ってるの、あんた100点なんて見たことないよ。

 

この子はあんたに似たんだ。」

 

「ずっと100点ばっかり見てたら、自分が取ったと思ってもうたわ。」とみやこ。

 

それからは僕に期待しなくなりました。

 

その分、毎日毎日特別メニューを課され。

 

おしゃべりを磨くことになりました。

言ってもらった一言で迷いがなくなったって話

どうも見た目も中身も小粒です、どうもジムチョーです。

 

今日はよろず支援拠点の相談日でして。

 

月に一度は相談に行っています。

 

僕は悩みなさそうだねって言われることが多いのですが。

 

悩み事というか悩むことがない人生を送っております。

 

今もそうなんです。

 

クリニックを開院してからは考えることがたまにありまして。

 

病院にはどういう人が来るんですか?と言われたら。

 

「困ってる人しか来ません」

 

全員困っている。

 

力になってあげたいけど。

 

でも力になれないこともある。

 

う~~~ん。ここで大問題!!

 

僕は真剣に悩んだことがない!!

今まで一人で仕事をしていたので。

 

悩むことがない。トラブルがない人生ってことじゃないです。

 

自分で何とかする、選択肢はやるしかない。

 

クリニックになると自分じゃどうしようもないことも出てきて。

 

自分がやればいいってことじゃないから、悩み方がわからんのです。

 

そんな状態で、よろず支援拠点に相談に行ったので。

 

たぶん、僕が何を言っているのかわからなかったと思います。

 

いつもお世話になっている先生に。

 

孔子の言葉を教えてもらいました

 

「全員に好かれようとするより、いい人に好かれなさいって言葉があって。

 

頼りにしてくれている人に頼りにされるようにがんばったらいいじゃないですか。」

 

僕はこの一言で迷いがなくなりました。

 

そうだ。

 

振り返って考えると、頼りにしてくれている人がありがとうって言ってくれてる。

 

助かったって言ってくれているわけです。

 

僕は医療はできないですが。

 

清潔にしたり。

 

挨拶を丁寧にしたり、情報を発信したり。

 

やれることはあるわけで。

 

頼りにしてくれる人にできる限りのことをしよう。

 

そう思って元気いっぱいクリニックに戻ったんです。

 

クリニックに戻ったらお出迎え

クリニックに戻ると、子ども連れの患者さんとばったり。

 

子どもに変顔をしながら、挨拶をするのが恒例です。

 

男の子が腕まくりをしながら

「ここねプツプツがあったの、いんちょう先生が治したの。

 

ここにもあったけどね、治したの。

 

あとは背中だけだけど。見えないからお母さんに聞いてって言われたの。」

 

変顔については一切触れられず!!

 

変顔した状態で、しっかりとした説明を受ける僕。

 

恥ずかしくなるわ!!意地でも変顔くずさへん。

 

でも、これでええやん。

 

よかったよかった。

 

今日のことを兄に報告すると。

 

「あ~~、君はな~。

 

どうやったらおもしろくなるかってことしか考えられないのよ。

 

あとは、ビックリさせるとかね。

 

日曜祝日はみんな余裕がないから。哀しいけど君は向いてないんだよ。

 

君はそんな状態でもどうにかして楽しませようって考えるから。

 

時間が解決しよるわ。

 

小坂先生もおっしゃったでしょ、しばらくしたら別のこと考えてるって。

 

君はね、そういう人間だから。

 

いっちょまえに悩んだフリをするな。」

 

おのれ、10歳~30歳までほとんどしゃべってないのに何を知ってんねん

 

「そんなことよりさ。

 

電車の中でしゃっくり止めようとしてたおじさんの話してよ。」

 

と言われて、10分間に渡ってしゃっくり止めようとしていたおじさんの話をした。

 

「イヒヒヒヒ。

 

ひゃひゃひゃ。

 

ウパウパウパのところもう一回やってよ。」

 

ウパウパウパ、ひっくとやる。

 

「ヒヒヒヒヒヒ。あ~おもしろ。

 

お~~、もう帰っていいよ。寝るから。」と言われて帰る。

 

兄からは楽しませてくれるやつとして必要とされているのかもね。

 

お昼ごはんどうしているの?

アメフトが好きよ、どうもジムチョーです。

 

「お昼ご飯ってどうしているんですか?」って

 

よく来てくださる患者さんに聞かれました。

 

「朝も昼も食べないんです、二人とも。一日一食なんですよ。」

 

って答えたら、えええええ耐えられないって言われました。

 

そうかそうか、忘れてた。食事は朝昼晩ですもんね。

 

小さい頃は三食食べてました、二人とも。

 

そうなんですよね、食事をすることを考えてないのであの診療時間ができるといえばできます。

 

こうしようって決めたわけじゃなく。

 

たまたま二人とも一日一食だったので。

 

みやこ内科クリニックの診療時間を決めるときも、もめなかったです。

 

僕は、ご飯を食べると眠くなる。本当に眠たくて。

 

講師や相談業をしていたので、眠くなると仕事にならんかったんです。

 

食事をする時間があるなら、僕はお昼寝したい。

 

院長は、循環器内科医でカテーテルの手術をしたり。

 

救急医をしていたので食事をする時間がなかったみたいで。

 

理由は違いますが食事は一日に一度ゆっくり食べるようになり。

 

毎日昼寝をします。

 

ちなみに兄も診療が終わると寝ます。

 

お腹が減ったな~って思うことはあるのですが。

 

お茶飲んでパソコンの前に座れば忘れます。

 

院長もコーヒー飲んで終わりですね。

 

日曜日とかは、院長と僕は6時に仕事を始めて16時までトイレに行くだけです。

 

院長は水分補給をしていますが。

 

僕は終わったらシャワーを浴びてゆっくりとお茶を飲んでから寝ます。

 

僕はお腹が空いているのは平気なんですけど。

 

眠いとつらいんですよ、笑えなくなるというか。

 

イライラするというか。

 

だから、睡眠時間を中心にスケジュールを組んでいます。

 

ただ、誘われたら食べますよ。

 

朝も食べるしお昼も食べますし。

 

一人だと食べないだけで。

 

あ~~、二人とも独り者だから一食になったのかもね。

毎日クリニックの玄関を掃除していてわかった、掃除の楽しさ

毎日、玄関の掃除をしているおじさん、そう私ジムチョーです。

 

玄関掃除をしている。

 

社長が率先して掃除をする本が出ていたりするので。

 

スタッフのみんなにそういう背中を見せることが大事だ。

 

そう思っていました。

 

でも、クリニックを開院してから掃除をずっとしていますが。

 

背中を見せるとかではなく。

 

経営者が掃除をしているのは、単純に楽しいからだと思います。

 

特に創業した人は掃除が好きになります。

 

クリニックを開院した頃から、外の掃除をしています。

 

開院したころに外の掃除をしていると

 

「この病院開院したの?」と聞かれました。

 

内覧会も折り込み広告もやってない。

 

看板すらあげていなかったのでそりゃそうです。

 

「はい、朝6時30分からやってますよ。日曜日も祝日も診療しているんですよ。」

 

と答えると驚かれる。

 

本当に誰も知らない状態。開院したことすら知られていない。

 

開院と同時に新聞にも取りあげられたし。

 

コンテストでも優勝したし。

 

僕としては「やったった感」に満たされていたので。

 

え?知らへんの?と逆にびっくりしていたのが一年前の僕です。

 

今考えれば、知るわけないやん。知らせてないねんから。

 

と冷静に振り返れますが。

 

そんな知られていない開院当初。

 

1日に数人、0なんて日もあったので外の玄関は綺麗です。

 

スタッフ用の入り口と郵便箱の前だけ。

 

簡単に言うと裏口ですね、ここだけは汚れていました。

 

出入りがあるのがここだけだったわけです。

 

正直、その時はごっつ腹立ってました。

 

つま先で歩けつま先で!!!!って心の中で叫んでました。

 

八つ当たりというやつです。

 

日曜日には汚れるけど、平日は汚れない。

 

そんなのが続き、ゴールデンウィーク

 

毎日玄関が汚れる。

 

そして、お盆。

 

そしてテレビに取りあげられてからですね。

 

玄関が毎日汚れるように。

 

汚れている。

 

最初は水を流すだけみたいな掃除が。

 

毎日毎日汚れる。結構力を入れて掃除をしないと綺麗にならんわけです。

 

その足跡の数だけうちのクリニックを頼ってくださった証拠。

 

綺麗なところを掃除するより楽しいです。

戻るならいつの時期に戻りたい?

クリニックに行って、僕いりますか?とスタッフに聞いたら首を横に振られた。どうもジムチョーです。

 

クリニックの業務以外にも、講師や相談のお仕事をちょこちょこと増やしています。

 

質問とか雑談で、「戻るならいつに戻りたいですか?」と2回に一度くらいの割合で聞かれます。

 

う〜〜〜ん。

 

昔なら、大学時代かなって思っていましたが。

 

今は、戻りたくない。

 

今が一番楽しいって思うのと同時に。

 

僕は僕をよく知っていて、努力や我慢をした記憶がない。

 

頑張りと結果で考えると。

 

結果が良すぎる、恵まれ過ぎている。

 

類稀なる強運と周りの人からの助けがほとんどで。

 

自分の努力やがんばりなんてほぼない。

 

なので、10年前に戻ってこれ以上の人生。

 

そんなの無理だって思う。

 

だから、まったくもって戻りたいなんて思わないです。

 

かといって。

 

未来に大きな期待をしているかと言われると。

 

そうでもないです。

 

波風のない人生を送りたいな~と心底思っています。

 

日曜祝日に診療するために修行したところで学んだ地域医療

みやこ内科クリニックというと、日曜祝日早朝にやってる変わった病院。

 

そのイメージが定着してきました。

 

日曜祝日に診療しようって決めた理由。

 

兄でもある院長から「医療が安定している地域だったら安心して過ごせるんじゃないか。」

 

この一言でスタートしました。

 

何が安心なのか?

 

実際に働く世代に聞いてみました。

 

「基本的に「病院に行きたい」とは思ったことはない。

 

行かないといけなくなったから行くだけ。」

 

これが答えの大半を占めていました。

 

そりゃそうだ。

 

これを聞いてから、患者さんとコミュニケーションを取りながら模索。

 

その結果、自分たちが出した答えがこれです。

 

自分たちなりに出した答え

「あの病院は、やっている」

 

頼れるところがある、それが安心できるんじゃないか。

 

病院に行きたいって思う人はいない。

 

でも、いざって時には行きたい。

 

兄が考えたのが、他の医療機関がやっていない。

 

「早朝・日曜・祝日に診療」をしよう。

 

まずは、ここからのスタートでした。

 

その時すぐに問題になったのが。

 

調剤薬局がやっていない。

 

薬をどうするのか?でした。

 

院長自らが薬まで処方しようってなったんですね。

 

院内処方なら患者さんは移動しなくていいし。

 

でも、院内処方をやったことがなかった。 

 

 

院内処方を学ぶために赴任したのが、岐阜県輪之内町にある大薮診療所です。

 

ここで3年間、修行しよう。

 

そのはずでしたが。

 

それ以上のことを学びました。

 

大薮診療所で学んだこと

 

長年働いている看護師さんがいて。

 

お医者さんよりもその看護師さんを頼りに近所の方が相談に来る。

 

ずっと診療所のそばに住んでいて。

 

近所の方も長い付き合いで家族も全員知っている。

 

生活スタイルまで把握してされていて。

 

「おばあちゃんはわからないから、娘さんがお薬を渡すのよ。」

 

認知症の患者さんなので薬の管理方法のアドバイスまでされていた。

 

ここで、地域医療は「家族全体をケアする」ということの大事さを学びました。

 

個室医療にするきっかけは別の時ですが。

 

大薮診療所がきっかけなのは確かです。

 

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家族で診察を受けられるクリニックにしよう。

 

そう思わせてくれたのは、大薮診療所の看護師さんでした。

【小さい頃の院長】お風呂で体についてる石鹸を一瞬で取る方法

最近、冷凍食品の大阪王将の水餃子にはまっている、どうもジムチョーです。

 

院長は僕にとって兄です。

 

ちなみに、親はみやこです。

 

兄弟、仲良しと思われがちですが。

 

小さい頃は、目が合うと殴り合い。

 

そのくせ、イタズラをする時は力を合わせる。

 

妙な関係なんです、男兄弟って。

 

お風呂は実験や遊びをするのに最高の場所

 

僕が幼稚園に入る頃には兄弟2人でお風呂に。

 

みやこは「ゆっくり入りたいんじゃ」としっかり自己主張。

 

「余計なことしたらただじゃおかん。」と言っていましたが。

 

無理ですね。

 

お風呂に入る前に体を洗う。

 

当時シャワーがなかったから。

 

洗面器にお風呂の湯をすくってかけないとあかん。

 

なかなの重労働で。

 

そんな時に兄が「いいこと思いついた。」

 

だいたい子どものいいことなんて、いいことなわけない。

 

兄が頭も洗い、体も洗い。

 

泡だらけの体で

 

湯船にドーーーーン。

 

飛び込んだ。

 

湯船の中で頭までもぐり。

 

泡を落とす。

 

ここまでは想像できるでしょう。

 

ここからが男兄弟の恐怖なんです。

 

「おい、お前もやれ。」

 

え???

 

怒られるやん。

 

絶対あかんって。

 

お湯が白くにごってるもん。

 

絶対お母さんに怒られるって。

 

そう伝えました。

 

この頃の母親は神様以上の存在。

 

最強なんです。

 

「飛び込めよ。

 

じゃなかったら、こうだ。」と言いながらバチンと叩かれる。

 

どっちみちだな。

 

飛び込むまでやられるし。

 

このまま出ても、僕も怒られるし。

 

だったら飛び込むほうがまだマシか。

 

飛び込む。

 

お風呂から上がり。

 

体を拭いて逃げるように布団に入る。

 

しばらくして。

 

布団をめくられる。

 

目の前に鬼(みやこ)がおる。

 

その鬼が静かなトーンでこう言いました。

 

「二人ともちょっと来い。」

 

僕には、地獄に来いと聞こえました。

 

恐怖の時間が終わり。

 

布団にもどる。

 

だから「イヤだって言ったんだ」と兄言うと。

 

返事がない。

 

「スースースー。」

 

あれだけ怒られて 数秒で寝られるんや。